不眠症はご存知のように睡眠障害の一種です。
(関連記事 ⇒ 意外に患者数が多い!?不眠症は身近な病気)
「寝つけない」「ひんぱんな中途覚醒」など、
夜、まともに眠れないために日中の活動に悪影響を及ぼしてしまいます。
そんな不眠症の治療のメインは薬物投与。
現在では、主に睡眠導入剤が処方されることが多いです。
不眠症治療のための薬がいびきを悪化させる!?
睡眠導入剤にも、極めて短時間だけ作用するものから、
長時間作用するものまで、たくさんの種類がありますが、
いずれもいびきを促進してしまいます。
つまり睡眠導入剤を飲むことで、逆にいびきは悪化するんです。
睡眠導入剤による悪影響は?
上気道構成筋が弛緩する
睡眠中は副交感神経の働きで、筋肉が弛緩するものですが、
睡眠導入剤は、より一層、筋肉の弛緩を促進します。
上気道を広げる働きをするのどの奥の筋肉、上気道構成筋も
さらに弛緩してしまうため、気道が閉塞されやすくなり、
いびきを助長してしまいます。
睡眠周期の乱れ
90分周期で切り替わるレム睡眠とノンレム睡眠のリズムが乱れ、
睡眠の質が低下してしまいます。
全体的に眠りが浅いため、眠っても疲れがとれず、
日中の活動に悪影響が出てしまうことも。
眠れないから睡眠導入剤を飲む⇒いびきが悪化。
何とももどかしい悪循環ですが、私の場合、
眠れない夜はメラトニンのサプリを飲んでいます。
おすすめはしませんが、とりあえず寝つきはよくなります。
また、過去記事が参考になれば幸いです。
(過去記事 ⇒ 睡眠が浅いと感じたときにやってみるべきことは?)