以前にもいびきQ&Aの記事を書きましたが、
さらに掘り下げて書いてみました。
いびきの理解に役立てば幸いです。
いびきの主な原因はアデノイドや扁桃の肥大により、
気道が狭まることで発生します。
いびき自体というよりも、いびきによる睡眠不足や無呼吸状態により、
成長ホルモンの分泌に悪影響を及ぼすことがあります。
いびきをかいているという自覚がある場合、まずは耳鼻科へ行きましょう。
いびき外来を設置している病院では、大抵の場合、耳鼻科か呼吸器内科が
診察を行っています。
生活に支障をきたすほどの重度のいびきと睡眠時無呼吸症候群は
一部の検査を除き、保険適用されます。
近くの病院では保険適用できないといわれても、
別の病院では保険適用で診てくれるという場合もあるので、
実際には医師の判断次第です。
また、いびきのレーザー治療も保険適用の病院が多いですが、
自由診療扱いのところもあるので、治療前に確認が必要です。
使ってみないとわかりませんが、一定の効果を感じる人もいます。
しかし、あくまでもサポート程度と捉えた方がいいでしょう。
いびきの原因は人それぞれ違うので、原因に合わせて選ぶことが大事です。
例えば、鼻づまりが原因のようなら、鼻腔拡張テープなどを、
口を開けて寝ているのが原因のようなら、口閉じテープを使ってみるなどを
試してみるといいでしょう。
脳が睡眠中に呼吸の命令を出さなくなるために無呼吸になる「中枢タイプ」と
肥満や扁桃肥大などにより、気道が閉塞して無呼吸になる「閉塞タイプ」があります。
ほとんどの人は「閉塞タイプ」です。
高血圧、狭心症、心筋梗塞、脳卒中など、心臓や脳の病気は、
いびきが原因で悪化したり、発症リスクを高めてしまいます。