いびきについての一般的な疑問のまとめ、その3です。
なぜだろう?と思うことがあれば、ぜひお読み下さい。
その1、その2も合わせて読んでいただくと、より理解が深まるかと思います。
冬は空気が乾燥するので、鼻腔粘膜や口腔粘膜の乾燥が原因のひとつと考えられます。加湿器を使うなどの対策をすると改善が期待できます。
また、少ないとは思いますが、夏場でもエアコンによる乾燥が原因でいびきをかくという人は、夏場でも鼻やのどの乾燥対策をするといいでしょう。
いびきの原因は人によって様々なので、原因を見極めることが大切です。
旅行に行く前に、まずは毎晩録音しながら、市販のいびき防止グッズを色々試してみて、効果のあったものを旅行中に使うといいでしょう。
ただし、あくまでも一時しのぎと考えましょう。
仰向けで、深くあごを引いた姿勢だと気道が塞がれてしまうため、いびきをかきやすくなります。また、仰向けであごを上げすぎても開口して口呼吸になりやすいので、かきやすくなります。
一般的に横向きの姿勢だといびきをかきにくくなります。
また、仰向けで寝る場合は、あごを引きすぎず上げすぎない枕を使うといいでしょう。
女性の場合は更年期前後からいびきをかき始める人が多くなります。
原因は肥満や飲酒、喫煙など、男性と同じ場合もありますが、
女性ホルモンバランスの変化が原因の場合がよくあります。
女性ホルモンには、上気道を広げている上気道構成筋の働きを活発にさせる働きがあり、気道の閉塞を防いでいますが、分泌低下によって閉塞しやすくなるため、更年期前後からは、いびきをかきやすくなってしまいます。
睡眠導入薬や一部の鎮痛薬は筋肉を弛緩させる作用があるため、
上気道構成筋も弛緩させてしまい、気道を開放しておくことができなくなり、
上気道が狭まることで、いびきをかきやすくなってしまいます。
習慣的にいびきをかく人は下記の病気の発症リスクが高まるといわれています。
高血圧、様々な種類の心臓疾患(特に狭心症や心筋梗塞など虚血性心疾患)、
様々な種類の脳卒中、アルツハイマー性痴呆、血管性痴呆、突然死など。