よく、「年寄りは早起きする」といわれますが、
実際、お年を召した方は朝早くに目覚めることが多いんです。
若かった頃は苦手だった早起きも、年を取ったら苦にならない。
むしろ、いつまでも床に入っている方が苦痛。
そんな人は結構多いんじゃないでしょうか。
ではなぜ、年を取ると目覚めが早くなるのでしょうか?
現在、考えられている原因をお伝えしますね。
年を取ると早起きになる理由は?
脳が老化した
脳が老化すると浅い睡眠が増え、逆に深い睡眠が減ります。
つまり、脳も体も休んでいる状態であるノンレム睡眠が短くなり、
若い頃よりも熟睡しにくくなります。
そのため中途覚醒しやすくなり、夜中に何度も目が覚めたり、
トイレに立ったりするようになってしまいます。
早寝
お年を召した方で、夜更かしする人はあまりいません。
たいていの人は若い頃よりも早寝になります。
早くに就寝したことと、熟睡しにくいことが重なり
朝早くに目が覚めてしまいます。
消費エネルギーの低下
あまり外出せずに、家でジッとしている方も多いと思いますが、
昼間の活動が少なくなることで、エネルギーの消費量が少なくなり、
脳が「休息はあまり必要ない」と判断し、睡眠時間が短くなります。
こんな理由から、高齢者は早起きになるんです。
しかし、毎日毎日、熟睡できないというのもよくありません。
快眠をとるための一番の対策は運動。
疲労によって、脳も体も睡眠が必要となり、
いつもより眠れるようになるでしょう。
ハードなエクササイズは論外ですが、散歩や体操など、
無理しなくてもできる運動を心がけることが大切です。
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