ひどく疲れているときや、強いストレスを受けたとき、
朝起きると、「昨夜、大いびきをかいて寝てたよ。」
といわれたことはありませんか?
普段は静かに寝ているのに、たまに大きないびきをかく、
という人は、ストレスや過労が原因かもしれません。
なぜストレスでいびきをかくのか?
過労のときやストレスを感じたとき、
人間は普段以上の酸素を必要とします。
運動すると疲労物質である「乳酸」の血中濃度 が高まりますが、
この乳酸は酸素によって炭酸ガスと水に分解されます。
ところが強いストレスを感じると、乳酸の分解に係わるビタミンCが
体の免疫機能を強化するために大量に消費されてしまうんです。
そのため、乳酸の処理が正常にできなくなってしまいます。
残る乳酸分解の方法は酸素だけとなり、
無意識のうちに普段以上の酸素を取り込もうとするわけです。
この結果、鼻呼吸よりもより多くの酸素を取り込める
口呼吸をしてしまうことになるんです。
舌根沈下でさらにいびき音が大きくなる
過労やストレスを受けたときには、体はいつも以上の休息を必要とするので、
睡眠中は全身の筋肉が弛緩します。
上気道の筋肉も普段以上に弛緩するため、舌がのどの奥に沈む
「舌根沈下」が起こってしまい、上気道を狭めてしまいます。
その結果、さらに粘膜の振動音を発生させることになり、
いびき音を大きくしてしまいます。
就寝前にリラックスを
ストレスや過労からくるいびきを軽減するには、
就寝前にリラックス効果を得られることをするのが有効です。
例えば、こんなことをやってみましょう。
- 就寝前のストレッチ
- ハーブティーを飲む
- 穏やかな音楽を聴く
- 足湯
ストレスを和らげてから床に入るのが一番の対策です。
これだけで改善するのは難しいかもしれませんが、一度お試しあれ。
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