人間はもともと朝起きて夜眠る生き物ですが、
夜更かしが習慣化したり、交代制勤務の仕事をしていたりすると、
体内時計がずれてしまうことがあります。

そんなときに発症しやすくなるのが睡眠相後退症候群。

 

この病気は眠りたい時間に眠れなくなり、
朝起きられなくなるという、睡眠のタイミングの障害です。

睡眠相後退症候群に罹ると、昼間、普通に活動して疲れていても
朝方になるまで眠れません。

 

そのため、起きるべき時間に起きられず、
日常生活を送ることが困難になってしまいます。

どんな人でも、昼夜逆転の生活が続けば、しばらくの間は
つらく感じるものですが、数日で元に戻ります。

しかし、この病気に罹ると体内時計のリズムが元に戻らないため、
睡眠時間帯がずれたままとなり、日常生活に支障を来たしてしまいます。

 

睡眠相後退症候群の治療は?

光療法

毎朝、太陽光や1,000ルクス程度の人工的高照度光を、一定時間浴びる。
朝、光を浴びることで体内時計のリズムを少しずつ早めていく。

また、朝に日光に当たると夜になると睡眠に係わるホルモン・メラトニンが
分泌され、睡眠を促す効果もあります。

 

サプリメントとしてのメラトニンの服用
ごく少量のメラトニンを就寝する1時間ほど前に服用すると、
スムースに入眠できる場合があります。

 

昼夜が逆転した生活が続くと、なかなか元に戻すのは難しいですよね、
睡眠相後退症候群も、一旦発症すると、なかなか治りません。

夜遅くまで、PCやスマホの画面を見ている人も多いと思いますが、
夜更かしが続いたり、徹夜したりすることがこの病気の原因なので、
無駄に遅くまで起きているのはやめた方がよさそうです。

 

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