すべてのいびきの原因は上気道の狭窄・閉塞です。
呼吸による空気の出入りがスムースにできないことで音が出るんです。

上気道とは、鼻の穴~喉頭までの空気の通り道。
気管の少し手前部分までのこと。

この間のどこかで、狭窄や閉塞が起こって粘膜が振動し、
いびき音を発生させているんです。

 

ただ、なぜ狭窄や閉塞を起こすのか?それは上気道のどの部分なのか?

それらは人によって違いますから、Aさんに効果があった対策が、
Bさんにも効果があるとは限りません。

例えば、鼻疾患で鼻が詰まっているAさんは、鼻腔の狭窄からいびきが発生し、
生まれつき口蓋垂が大きいBさんは、咽頭付近の狭窄からいびきをかきます。

この2人の場合、Aさんは鼻づまり対策が有効な対策であり、
Bさんは外科手術が有効な対策ということになります。

 

上気道のどこが狭窄しているのか?が大切

このように原因と部位か違えば、対策も大きく変わりますが、
多くの人はそこまで考えません。

いびき対策=横寝をする、お酒を飲まない、市販のグッズを使用する、
これでサクッと治る(止まる)と思っている人がすごく多いんです。

確かに、いびき枕など一定の軽減効果のあるグッズもあります。

しかし...はっきり言いますが、万人に通用する
「決定版!いびきをかかない方法」なんてないんです。

 

自分なりにいびき対策をあれこれやっているけど一向に改善されない...
という人は、自分のいびきをもっと分析して下さい。

やみ雲に対策する前に、まずは上気道のどの部位に問題があるのか?
そこをつきとめることを最優先しましょう。

多いと思われる部位と管理人が推奨する対策を下記に列挙してみますので、
改善対策の参考にして下さい。

 

鼻腔

夜中に鼻づまりがある、という人は鼻腔の狭窄からのいびきの可能性大。
対策は言うまでもなく、耳鼻科の受診や点鼻薬などでの鼻づまり解消です。

 

口(唇)

唇の締りがよくない、口呼吸のくせがついているなどの理由で、
睡眠中に開口すると、小さないびきでも共鳴して大きくなります。

開口する原因は様々ですが、追求してもきりがないので、
口輪筋など口周辺の筋力アップを図るのが一番早いです。

 

口腔

生まれつき舌が長い、軟口蓋や口蓋垂が大きい、口蓋垂が2つある
といった先天的な原因の場合は外科手術が有効です。

これらが長くも大きくもないが、口からの大きないびきをかく人は
単に口腔内の筋肉や粘膜が緩んでいるだけの可能性大。

緩んでしまう原因は、加齢、お酒、ストレス、ホルモンバランス、睡眠薬など様々。
やはり追求してもきりがないので、舌や口蓋垂の筋力アップを図るのが改善の早道です。

 

咽頭

生まれつき扁桃やアデノイドが大きい、病気によって肥大している、
炎症を起こしているなどが考えられます。

また、タバコなどの刺激で炎症を起こしている可能性もあります。

いびき以外にも食べ物を飲み込むときに痛みがある、耳の後ろの
リンパ腺が腫れるなどの症状があれば、耳鼻科での治療が必要です。

 

上気道全域

肥満・メタボの方は、上気道のほぼ全域の粘膜内側に脂肪がついて
狭窄・閉塞していますが、減量すれば解消されるはずです。

そのほか、病気によって粘膜がむくんだり、炎症を起こしている場合もあるので、
何らかの自覚症状が発現した場合は、病院の受診も考えましょう。

 

PR管理人が試したいびき対策と体験レビュー

いびきをかかないトレーニング法
いびきをかかないトレーニング法
いびきを改善する短期集中トレーニング。イラスト付き。
⇒ 詳細レビュー

しずかなおやすみ
いびき防止サプリメント。1日2粒飲むだけのお手軽対策。
⇒ 体験レビュー

いびき枕
気道を開放して呼吸をスムースに。一番手軽ないびき対策。
⇒ 体験レビュー
おすすめの記事