日本人の5人に1人が罹っているといわれるアレルギー性鼻炎。
その中でもっとも多いのは、やっぱりスギ花粉症です。
スギ花粉症は季節性なので、時期が過ぎれば症状が治まりますが、
通年性のものは、症状がエンドレスで続きますから、
お悩みの方も多いと思います。
そういう私、管理人ゴォー太郎も完全にアレルギー体質で、
スギ花粉症とアレルギー性結膜炎を持っているので、
花粉の飛散時期はかなり苦しいです~。
アレルギー性鼻炎からくるいびきと鼻いびき
鼻水、鼻づまり、くしゃみ、鼻の奥のかゆみなど、
わずらわしい症状が続くアレルギー性鼻炎。
この病気の人で、いびきをかく人は結構多いと思いますが、
主な原因は炎症によって粘膜が腫れて、鼻腔内が狭くなってしまうこと。
鼻呼吸しづらいので、口呼吸からいびきが発生したり、
狭くなった鼻腔で鼻呼吸することで、鼻いびきが発生したりします。
特に睡眠中は体を弛緩させる副交感神経が優位になり、
その支配によって、鼻腔の毛細血管が拡張します。
そのために、日中よりも一層、鼻腔内が狭くなって鼻呼吸が苦しくなり、
いびきや鼻いびきをかきやすくなってしまうんです。
(関連記事 ⇒ なぜだろう?夜になると鼻がつまる⇒いびきの原因に)
アレルギーになりやすい人とは?
ところで、春先になると花粉症で苦しんでいる人が大勢いますが、
逆にぜんぜん平気な人もいますよね?
やっぱり、アレルギーになりやすい人ってあるんです。
アレルギーになりやすい人とは、「アトピー素因」のある人。
アトピー素因とは、以下の2つの要素を満たすことです。
- 本人または家族が、これまでにアレルギー性疾患に罹ったことがある人。
(気管支喘息、アレルギー性鼻炎/結膜炎、アトピー性皮膚炎) - IgE抗体が作られやすい人。
IgE抗体とはアレルギー反応に関係する抗体で、
体内に侵入した異物を排除する免疫機能の役割があります。
しかし作られすぎると、ヒスタミンやロイコトリエンなど、
アレルギー症状を誘発する物質が放出されてしまいます。
アレルギー性鼻炎の治療といびき対策
アレルギー性鼻炎からくるいびきは、
十分に鼻呼吸ができないことが原因で発生します。
だから鼻腔の炎症を抑え、鼻づまりを解消することが
一番のいびき対策になります。
病院での治療
大きく分けると、抗アレルギー剤やステロイド剤などを使った対症療法、
アレルゲンを注射することで徐々に抵抗力をつけていく免疫療法、
そして、鼻腔内の粘膜をレーザーで焼いてしまう手術療法があります。
通院の手間が一番少なくて済むのがレーザー治療。
治療したほとんどの人は症状に改善が見られるそうです。
ただし、その効果が続くのは1年~長くて3年といわれています。
自分でできる対策
- 鼻うがいする
アレルゲンを鼻から追い出しましょう。 - タバコは吸わない
粘膜の炎症を悪化させるので、煙は遠ざけましょう。 - マメに部屋掃除する
花粉・ハウスダスト・ダニの死骸などのアレルゲンを減らしましょう。 - ペットは外で飼う
ダニがつきやすい上にペットの毛やフケもアレルゲンになります。
最近は自覚のないアレルギー性鼻炎の人が増えているそうです。
日中は鼻が通っているのに、夜、横になると詰まってくる、
鼻の奥がムズムズしてくる...。
という人はもしかすると、何らかのアレルギーかもしれませんので、
一度、耳鼻科での検査をおすすめします。